役に立つに決まっている。

だが、新卒採用の説明会なんかに行くと、「ゲームを遊ぶ以外の経験をしている人をとります!」的なことを私の新卒採用時なんかにはよく言われていて、未だにそう言われているという。

ゲームを遊んだ経験が、どう役立つのか、そしてなぜ、企業はそれを評価しない的なことを言うのかについて書いてみたい。 

■どんなことに役に立つのか

・仕様を考える時、評価する時
ゲームの仕様を考える時には、過去に優れた作品があるのだから、それを参考にして作った方が良いに決まっている。

なんでもかんでも自分のオリジナルなものをつくろうとしても時間がかかるものだし、すでにある機能やUIはたくさんの試行錯誤の成果であるから、まずはそれを参考にするのが仕様を作る上での早道だ。

・人と話す時
どんな職種でもゲームのイメージを伝えるのは必要であり、かつ非常に難しい。
絵を描いたり、文字を書いたりして、こういう感じにしたい、こんな動きにしたいというイメージを伝えるけど、時間がかかったり、誤って伝わってしまったりする。

そんな時に、既存のゲームを例に出すとすぐに伝わる。
例えば、特殊能力を持ったキャラクターが、横スクロール視点で戦うアクションゲームみたいなものをつくろうとした時に、
「オーバーウォッチみたいなキャラが、ストリートファイターの様に戦う格闘アクションゲーム」と言って説明する方が伝わりやすい。

・シリーズ物に参加する時
新しいプロジェクトに配属されたり、転職先で新しい業務を始めた時に、そのプロジェクトが、とあるゲームの続編だったりすることはざらにある。

メタルギアソリッドとか、ファイナルファンタジーとか、ドラクエと言った人気作品には、たくさんの関連するゲームが出ている。

そして、そういったゲームの開発には、過去作を遊んでいることが、
仕様を考えたりキャラクターの絵を描いたり、動きをつけたりする際にとても役に立つ。
そのゲームのあるあるだったり、定番だったり、基本的なルールを踏まえて開発をしてしまうと、ユーザーからはコレジャナイという批判が来るのは必至だ。

だから、全然遊んでいない人が、そのプロジェクトに配属された場合は、業務中に遊ぶ時間を設けることもある。

ゲームを遊んでいるのは当たり前
では、なぜ新卒採用の説明会では、それを評価しない様なことを言うのか。なんなら、ゲーマーに対して否定的なことを言うのか。

一つには、それが当たり前だからだ。採用側は、ゲーム開発したいんだからゲームを作っているのが当たり前だろと思っている。

また、ゲーム開発で、シネマティックな表現や、様々なマネタイズの導入が当たり前になったので、多様な知見が必要だめ色んな人材をとろうとする結果、「ゲーム以外の経験がある人が欲しい」という趣旨の発言をする様になっている様に思う。

加えて、ゲームが好きだと思ってゲーム開発職についたはいいが、「ゲームを遊ぶのは好きだけど、作るのは楽しくない」と思って辞めてしまう人がいることも一つ大きい。

■ゲーム知らない人だとマジで困る
プログラマーだろうが、グラフィッカーだろうが、既存のゲームの話が通じるととても仕事がしやすくなる。

もし、通じないとなら、わかってもらうのに時間がかかってしまう。それは、ゲーム開発にとってはとてもマイナスなことだ。

ゲームのことを知っていれば、仕事の幅も広がるし、いろんな人から重宝され仕事の幅も広がる。

というわけで、
ゲーム開発者は自身をもってゲームをプレイして欲しい。

※いろんなゲームを遊ぶだけじゃなくて、ひとつのゲームをやり込んでも開発には役に立つって話をこの記事に書きました。

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