【感想】真田丸~第39週「歳月」~【感想】真田丸~第40週「幸村」~

2016年10月10日

今日の「とと姉ちゃん」~第26週6回~

座して見ようと思っていて、観るのが遅れてしまった結果、感想も遅れてしまった……。

※基本的にネタバレ有りです。 


一度だけだから良い「とと」の登場
死んだはずのととを登場させるのはどうかと思ったけど、常子のこれまでの苦労を思えば、これくらいのご褒美はいいかなと思った。何より、常子をあの3つの誓いから開放するためには、ととの言葉は必要だった。
現に、夢を見終わった後に、常子はあの3つの家訓を机にしまっている。

常子は、「とと姉ちゃん」を卒業し、これからは庶民の旗を振り続けるという自分の思いのために生きていくだろう。

■とと姉ちゃんは約束にしばられた人の話だったのか?
否!

物語の出来事の多くが、とととの約束からはじまっているのは確かだ。
だが、約束を守るために始めた仕事を通して、常子は「女性の役に立つ雑誌をつくる」という人生の目標を、自発的に持つことができた。

約束に縛られて生きた少女が、自らの意志を持ち、多くの人との出会いを通じで、それを実現していく物語、それが「とと姉ちゃん」という物語だ! 決して、約束に縛られた少女の物語ではないのだ。

■魅力的な登場人物
この物語を魅力的していたのは、、常子の出会った多くの人々であることは間違いない。
みっちー、キヨシピス、玉置三兄弟、星野、そして花山!
どれもマンガ的な特徴を持ったわかりやすいキャラである。毎週、毎週、それらのキャラが持ち味を発揮し物語りを動かした。

そして、何より高畑充希が演じる常子である。特に感情表現が素晴らしかった。
高畑充希がゲストのあさイチにて、撮影するカットがどのカットと繋がるかをノートにメモし、それを確認しながら演技をしてたいたという話があった。本作での演技が素晴らしいものになったのは、このような努力の成果だと言える。

■秀逸な日常描写
本作の最大の魅力だと私が感じているのが、日常の描写である。

金のために鳩を取るために奮闘したり、歯磨き粉をみんなで作ったり、同人誌を三姉妹で作ったりそういう思い出の一つ一つの描写がとても魅力的だった。

そういった思い出の中でも三姉妹のやり取りが、毎回毎回、楽しみだった。
食欲に支配されたよっちゃん、好奇心旺盛で、ゴシップガールな鞠子、個性的な彼女たちのやり取りを見ていると仲の良い親戚にあった様な感覚を覚える。

■とと姉ちゃんの功績
近年の朝ドラには、多くの功績があった。
日本の教育の礎を築いた女傑の姿を明らかにした「あさが来た」、
日本で初めてウイスキーをつくった男とその妻のことを語った「マッサン」といった様に。

本作でもたくさんのことを学ぶことができた。

・メイドインジャパンを支えた人の苦労
多くの日本人の誇りであるメイドインジャパンが確立するのにひとつの雑誌があることを私は知らなった。
あなたの暮らしで常子たちが行った商品試験は、今でも通用する試みだ。

・ジャーナリズムのあり方
そして、その商品試験に挑む、常子たちの公正さを守るための様々な努力から、ジャーナリズムと何かを学ぶことができた。
読者に対する公正さだけではなく、生産者の生活にまで目を向ける真摯な姿勢には頭が下がった。
ネットメディアが氾濫した今だからこそ、常子たちの姿勢から学べることは多くある。

・結婚しないヒロイン
朝ドラ的には結婚しないヒロインを描いた試みは画期的だといえる。
朝ドラにはいくつもセオリーがあり、それを踏襲することで、視聴者に安心感を与えてきたが、それは同時にマンネリを招く。

本作の様に、ヒロイン=結婚するというテンプレをぶっ壊した本作の勇気は評価したい。今後は、結婚しないヒロインの話がまた、みられるかもしれない。

■雑じゃなくていびつなんだよ!
そんな革新性を発揮した本作には、雑という批判が多く上がった。確かに、クオリティーが安定したとはいい難い。

ただ、その半面、徹底的にこだわった描写があることを忘れてはいけない。商品試験の洗濯機やトースターを一からつくったスタッフの労力を思うと震える。
また、戦後の闇市の広さ、エクストラの数、それらの衣装もかなりのクオリティーであった。必死に生き続ける庶民の姿を、活気ある闇市で表現していて。

本作は、雑なんじゃなくて、歪だったのだ。異常なクオリティーをあげるために他を犠牲にしているのだ。そういう朝ドラがあってもいいじゃないか!!

■朝ドラを反省せずにみるには……。
100作以上あって、数十年続いている朝ドラなのだから、気に食わない作品にあうのは仕方ないと思った方が、楽にみられるのではないか。
サザエさんやちびまるこちゃんの様に肩の力を抜いてみるのが、朝ドラをずっとみ続けるのにちょうどいいと思う。
私は10数年しかみ続けていないし、いくつかは脱落した作品もある、まだまだにわかだが、そういう気持ちで今後も観ていきたい。

というわけで、べっぴんさんは、久しぶりに感想を書かずにゆっくり見ようと思う。

「とと姉ちゃん」の制作陣の皆さん、出演者の皆さん、お疲れ様でした!



その他のとと姉ちゃんの感想はこちら

高畑充希ちゃんと有村架純ちゃん共演作「女子ーズ」のレヴュー「いつ恋」の感想も書いてます。

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sonykichi at 15:35│Comments(0)TrackBack(0)ドラマ | 朝ドラ

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