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2016年09月20日

【感想】映画「スーサイドスクワット」はなぜ微妙なのか

スーサイドスクワットを観てきた。とても微妙で、痒いところに手が届かない作品であった。
DCコミックの他の映画を観ていないのが原因でそう感じるのかと瞬思ったが、
DCコミック映画を観ている人の評判もいまいちなのを思うと、やっぱり微妙だという評価が妥当なのだろう。

本作がなぜ微妙な作品であるかについて書いてみたい。
※基本的に、ネタバレ有りの感想です。 



良かったの点
良かった点もたくさんある。

・ハーレイ・クインかわいいよ、ハーレイ!
まず、ハーレ・クイン役のマーゴット・ロビーがかわいい。
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これは重要である。ハリウッド映画はキャスティングをオーディションで決めがちなので、容姿より演技力なんかで選ばれたりする。が、本作のヒロインにはそんなものはどうでもいい!

彼女の演じるハーレイだが、そのギャプに萌えるキャラクターでとても良い。
ジョーカーの彼女というだけあって、罪悪なく罪を犯しちゃうサイコパスさを持つ反面、エスプレッソマシンを要求したり、恋愛体質でジョーカーにぞっこんな「女の子」なところにやられてしまう。

特に、ジョーカーとのごく普通の幸せを妄想するシーンには女の子っぽさ全開でそのかわいさは異常!
このキャラがまたみたいが、次回作は厳しそう……。

・個性的な悪役
カタナはヤンデレというか闇落ちしてて感情が不安定でなかなかキャラが立っている。
キャプテンブーメランは、人を騙して簡単に死においやるクズ野郎でありがなら、動物フェチというかわいい一面を持っている。

そういうキャラが暴れる様子はマンガ原作の映画ならではの醍醐味があると思う。

どこが微妙なのか

では、いったいどこが微妙なのか。

・悪役とは……
最初は、悪役らしく、てんでバラバラで言うことも聞かないスーサイドスクワットだが、後半に向かってどんどん仲良くなっていくのがしらける。

仲良くなってもよいが、もっと金とか欲望のために手を組むみたいな展開が観たかった。せっかくヒール達が共演しているというのに、その良さが活かしきれていない。

・家族愛とか……
ウィル・スミスが演じるデッドショットが、ただの娘思いの父親だった。別にそれはそれで良いのだが、彼が娘を大事にしている姿よりも、ヒロインであるハーレイ・クインの活躍をもっと見せてほしかった。

悪役達の共演を売りにしている作品で、アメリカ映画のテンプレ、家族愛の話に展開されても、ラーメン屋にいったのに上品なパスタ出された様にコレジャナイ感で満たされてしまう。

どんどん良い父親の面をみせるデッドショットの話を長くするのは、ハーレイ・クインを楽しみに観た観客のテンションを下げるというものだ。

・バッドマンはどうした……
悪役達ががんばっている間、バッドマンはどこにいたんですかね。
スーパーマンは、死んだことが冒頭で述べられているから彼が登場しない理由は納得できるが、バッドマンには一切触れないため、彼がまったく働いていないことが気になる。
空気にしたいなら、そのまますれば良いのに、最後に登場させるからなにがしたいのか理解できなかった。

どうすればよかったのか
登場人物を最後まで悪役のまま暴れさせてほしかった。
ハーレイ・クイーンのキャラをあれだけプッシュしたのだから、ジョーカーとハーレイ・クインを主軸において、彼らの暴走に他のキャラが追従していくなんて展開でも良かったかもしれない。

ただ、まーいろんな人の横槍が入った感はある。家族愛の話を入れたのも、バッドマンを無理やり入れたのも、映画のスポンサーが、ヒットする要素を無理やりねじ込んだ結果、作品全体がいびつになったんじゃないだろうか。

また、ハーレイ・クインが映画で観たいけど、無理だろうなー。


その他、洋画の感想はこちらから。

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sonykichi at 22:29│Comments(0)TrackBack(0)映画 | 洋画

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