2015年12月11日
【ゲーム業界用語辞典】インゲーム/アウトゲーム
最近、良く耳にする言葉ですが、
ググってもでてきないですね.
これ、明確な定義がまだ固まっていないのに、やたらと使われているパターンの言葉だと思います。
※あくまで、解説は一例です。
ググってもでてきないですね.
これ、明確な定義がまだ固まっていないのに、やたらと使われているパターンの言葉だと思います。
※あくまで、解説は一例です。
■ゲームなのに、ゲームの中と外があるってどういうこと?
ね、意味がわからないです。
ゲームやってんだから、常に、インゲームにきまってんじゃねーかと思います。
ややこしい用語をすぐつくるから、困ったものです。
■たぶん、これが「インゲーム」の意味だ!
ゲームには、作業と感じる操作と、ゲームをプレイしていると実感できる操作があります。
前者をアウトゲーム、後者をインゲームと言っているようです。
ソシャゲだとわかりやすくて、
デッキ構成とかカード合成とかフレンド申請とかは作業と感じる操作です。ここはアウトゲームと言えます。
そういうアウトゲームを経て遊ぶ、ダンジョンやクエストをクリアする過程をインゲームという様です。
プレイヤーが「ゲームしている!」と実感できる部分がインゲームです。
パズドラのバトルやモンストの引っ張りハンティングしているところとかは、まさにインゲームです。
アイドルマスターシンデレラガールズが売れているは、
インゲームが圧倒的に優れているからでしょう。
キャラクターの動きを楽しみながら、
タイミングよくボタンを押すというゲーム性が圧倒的に評価されているのです。
で、アウトゲームは、まさに、作業となる部分です。チュートリアルもアウトゲームでしょう。
インゲームを楽しむための作業ですから。
アウトゲームは、どのゲームもだいたい一緒で、差別化を図る部分がインゲームになりがちです。
実際、パズドラとモンストの差異はそこしかないと言っても過言ではないです。
■アウトゲームは楽しくなくてもいいのか
インゲームがどんなに楽しくても、アウトゲームが苦痛すぎると
ユーザーはすぐにゲームをやめるでしょう。
カード合成やデッキ構築をするに、毎回5分、10分かかる様だと、そこでやめたくなります。
デッキ構成についていうと、デッキ構成で工夫することで、インゲームの結果がよりよいものになるということを
実感できるものでないといけないと思います。
このスキルとこのスキルを持っているから、インゲーム中でこういう戦略をとることによって
成績がよくなるなって思えるゲームデザインが望ましいと思います。
アウトゲームもインゲームを楽しむことにつながると考えないとユーザーにとっては、苦痛でしかないです。
手さぐりですが、私が今だせる「インゲーム/アウトゲーム」の結論はこういったところです。
■おまけ
インゲームとアウトゲーム、仕様書はそれぞれ別々に書くことをおすすめします。
インゲーム、アウトゲームの仕様書の書き方については、こちらの記事で触れています。
※技術ブログを別のブログで書いています。興味ある方は以下からアクセスできます。
この記事へのトラックバック
1. 【ゲーム業界用語辞典】インゲーム仕様書/アウトゲーム仕様書 [ IT社員の公私混同 ] 2016年05月11日 23:23
インゲームの仕様書を書くのは難しいという話>