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2015年12月09日

【ゲーム業界用語辞典】ローカライズ/カルチャライズ

例のごとく、引用です。IT用語辞典さん感謝しています。

ローカライズとは、ソフトウェアの多言語対応の段階の一つで、国際化されたソフトウェアをある特定の言語に対応させること。その言語に対応したメニュー表示などをセットしたり、その言語特有の処理などを追加するといった改造のことを指す。 全文
はい、言語対応がまず遊んでもらうことの第一条件です。
※ロシアや東欧などは、対応されないことでお馴染みなので、英語に対応したゲームを根性だして遊ぶそうです。

その他の用語はこちら

※あくまで、解説は一例です。






■言語対応も大変なのに......
超有名なソフトでも、海外製だと説明書がすごく読みづらいことがありませんか?

いや、もういっちゃいますけど、officeのヘルプの文は、読めますが理解でません。
日本でも、何千万インストールされているのにも関わらず、わからないことがあって
ググって、オフィスのヘルプにいくと、まずわからないです。

これは、おそらくですが、翻訳した後に、日本人が自然な文章に直していないことが
凄く影響していると思われます。

ローカライズ業務も担当したことがあり、日本語を英語になした文を何度もみてすが直訳ではないです。

それでも立ちはだかる文化の壁
ですが、それだけでもダメです。

ゲームで何気なく使っているような記号、
十字架やドクロマークが、キリスト教圏の文化的にタブーな記号だったりします。
イスラム教圏だと、肌の露出がNGなので、もう日本のゲームはどうすればいいのやら......。

また、記号の意味も違ったりします。
PSハードの✖ボタンと〇ボタンは、日本だと✖がキャンセル・拒否で使われ、
〇ボタンだとポジティブ・肯定の意味ですが、海外と逆です。

開発用に使うPSハードの初期設定は、当然のごとく海外仕様に合わせてあるので、
〇と✖が逆になっていて、ストレスが非情に溜まります。

また、オンラインのゲームが多くなりましたが、
海外の携帯の通信速度は、日本と違って遅い場所が多いらしく、
遊ぶ度に通信が発生する様なゲームは遊んでもらえないそうです。

そこで、カルチャライズ!
販売する国や地域でカルチャーに合わせて、
仕様、システムや画面表示の記号を変更します。

それが、「カルチャライズ」です。

カルチャライズして、その場所の文化に馴染んでもらいます。

海外が日本へ販売する際にも、カルチャライズが行われています。
日本人は、エロには寛容ですが、暴力表現が苦手なので、
血が飛び散るシーンとかは、血を抑えめにしているそうです。
暴力シーンがひどい余り、発売できないゲーム(Mortal Kombat X Dead Space 等)もあります。

ゲームではないですが、この前、記事を書いた、ピクサーの映画「インサイド・ヘッド 」のカルチャライズは
ものすごかったです。

子どもの嫌いな食べ物が日本ではピーマンが定番と言うことで、
主人公の子どもが嫌いな食べ物をブロッコリーからピーマンにしたそうです。


......すごい! 別にブロッコリーでもいいじゃないか!
ディズニーさん、最初から世界で売る気、まんまんですやん!!

世界で勝つためには、カルチャライズを前提のものづくりをするかどうかがポイントになるなと
実感する今日この頃です。

↓血の飛び散りが毎回修正されるでお馴染み
God of War: Ascension 【CEROレーティング「Z」】
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2013-03-14




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