2015年11月25日
【レヴュー】映画「暗殺教室」
よくできていた。
作中の武器や罠と言った各種小道具、ころ先生ののVFXはかなりのクオリティー。
原作を観ていなくとも、楽しめる作品にはなっている。
作中の武器や罠と言った各種小道具、ころ先生ののVFXはかなりのクオリティー。
原作を観ていなくとも、楽しめる作品にはなっている。
■みどころ
VFXや各種小道具、セットなどなど、原作を忠実に再現している。
キャラ設定も概ね問題ないかと。
烏丸先生やビッチ先生もそれなりに、あっていた。
中学生が中学生に見えないのは、しょうがない。
なにより、生徒=暗殺者、先生=暗殺対象という斬新な設定がやっぱり、
かなりの心つかむよね。原作の良さが出ていました。
菅田将暉くんのカルマくん役は実によかったよ。さすが、菅田君。
■難点
んー、時間がないので、 色々と描写の不足が否めない。
特に必要だったなと思うのは、 生徒がE組に所属することで、抱く絶望感がよくわからん。
E組みがENDのE組と呼ばれ、お先真っ暗であることは、それとなく語られるけど、実感がわかない。
原作だと、その他のクラスの連中からヘイトを受けるシーンがあったのだけれど、
たとえば、全校集会とか、そういうのがないのよね。渚が少し、いじられるだけで。
だから、E組であることの絶望感が原作を知らない人には、伝わらない。
そして、その絶望を晴らし、2つの刃を持たせるようにするのが、暗殺教室の魅力だとだと思っている。
が、その魅力が失われているのが、惜しい。
まあ、でも、十分に作品として成立してます。