2015年11月02日
【レヴュー】映画「バクマン。」
いや、いい、めっちゃおもしろい。
原作は、少し読むくらいしかしたいない。アニメでやってたのを何回か観た程度でほぼ覚えていない。
それでもおもしろい。原作を知らなくてもそれ単体で楽しめる映画だった。
原作は、少し読むくらいしかしたいない。アニメでやってたのを何回か観た程度でほぼ覚えていない。
それでもおもしろい。原作を知らなくてもそれ単体で楽しめる映画だった。
■ストーリー
日本一売れてるマンガ雑誌、少年ジャンプでの連載 を夢見る高校生コンビのお話。
マンガ家を伯父に持つ佐藤健演じる高校生が、
絵が抜群に下手なだがマンガ家になりたい同級生に一緒に組んでマンガ家になろうと持ちかけられる。
小松奈々演じるヒロインと佐藤健は、なんだかんだで、両思いで、彼女は声優を目指している。
彼ら原作のアニメのヒロインの声をあてると約束して互いに夢に向かって走り出す。
彼らはジャンプで賞を取るも、染谷君が演じる同じ高校生漫画家のライバルに阻まれる形で、
ジャンプでの連載を逃す。
が、起死回生の作品を持ち込み、高校生漫画家が連載を開始。
彼らと染谷君とが、読者アンケートランキングの1位を目指ししのぎを削る。
■見どころ
演出全般。
まずは殺陣。普通に描くと絵が地味になる漫画家同士の対決を、
ペンで切り合うという殺陣で表現している。
神木君と佐藤健の「るろうに剣心」コンビと、
「寄生獣」や「トーキョートライブ」等でアクション経験十分の染谷君との殺陣は見事だ。
殺陣の背景もCGやプロジェクトションマッピングをふんだんに使った背景の見事さもあるが、
小道具が実によくできている。
架空のマンガが載るジャンプは、少年時代にもったあのジャンプなのだ。
架空のマンガの単行本が、あの海賊のマークが入ったそれなのだ。
そもそも、マンガの絵が小道具とは思えないほど超本気なのだ。
小松奈々と佐藤健の恋模様も短い中でしっかり描いていた。
小松奈々が声優として画面にうつるのだが、その画面もまさに声優がでるCMのそれなので、
一瞬も興醒めすることない。
■テーマ
テーマが一番の見どころと言ってもいい。
「友情、努力、勝利」が少年ジャンプのコンセプトだ。
では、読者からのアンケートで作品の順位をつけて、順位が低い作品を打ち切りにするという
マンガつくりの現場でも「友情、努力、勝利」は成立するのか?
それが本作のテーマだ。
佐藤健と神木君の友情と彼らの努力、そして彼らの必死さに周りを巻き込み勝利へと
向かっていく様は、実にアツい。
絶望なまでに弱肉強食の様子を描いき、テーマが通用するとは到底思えない状況をみせて、
そのうえでそのテーマの正しさを問うから実にリアリティーがある。
■ターゲット
全てのジャンプ読者に勧める。
一度でもジャンプに夢中になった、男女全てにみて欲しい。
また、モテキの大根監督作品なので、彼特有のBGMの使い方が好きな人も裏切られない。
■公私混同な感想
(以下、ネタバレを含む)
いや、マジで傑作ですわ。
佐藤健がぶっ倒れて、個性派で実力はな役者人が駆けつける時の、
友情、努力、勝利 にリーチがかかった時のテンションったらないよ。
また、ゲーム運営をするブログ管理人も毎日、ランキングを付けられているので共感した。
ランキングが下がる=売り上げが下がる ことだから、打ち切り=サービスの中止に
繋がるという点で重なり、アツくなった。
そして、小松奈々がマジで天使だった。
彼女は、映画「渇き。」やドラマ「she」等でも、いい演技をしてるなと思ったが、
マジで佐藤健の描くマンガのヒロインそのものだった。
彼女をとるために、各種照明をうまくつかい、かいわさ増し増しにする演出などもよかった。
佐藤健に「私は先に行く」というシーンで、彼女がレースのカーテンに隠れていくシーンなんて、
こだわりの塊だった。
印象に残る、「王道じゃない俺たちは、邪道で勝負する」という神木君のセリフは、
おそらく、 そんな独特な演出をする大根監督も大いに共感するところだったんじゃないだろうか。
だから、思いっきり邪道に彼にしかできない演出をみせてくれたのだと思う。
ああ、やっぱり大根監督作品とは、波長があう。
マンガ原作史上 No.1だ
(偏見を多く含む。)
日本一売れてるマンガ雑誌、少年ジャンプでの連載 を夢見る高校生コンビのお話。
マンガ家を伯父に持つ佐藤健演じる高校生が、
絵が抜群に下手なだがマンガ家になりたい同級生に一緒に組んでマンガ家になろうと持ちかけられる。
小松奈々演じるヒロインと佐藤健は、なんだかんだで、両思いで、彼女は声優を目指している。
彼ら原作のアニメのヒロインの声をあてると約束して互いに夢に向かって走り出す。
彼らはジャンプで賞を取るも、染谷君が演じる同じ高校生漫画家のライバルに阻まれる形で、
ジャンプでの連載を逃す。
が、起死回生の作品を持ち込み、高校生漫画家が連載を開始。
彼らと染谷君とが、読者アンケートランキングの1位を目指ししのぎを削る。
■見どころ
演出全般。
まずは殺陣。普通に描くと絵が地味になる漫画家同士の対決を、
ペンで切り合うという殺陣で表現している。
神木君と佐藤健の「るろうに剣心」コンビと、
「寄生獣」や「トーキョートライブ」等でアクション経験十分の染谷君との殺陣は見事だ。
殺陣の背景もCGやプロジェクトションマッピングをふんだんに使った背景の見事さもあるが、
小道具が実によくできている。
架空のマンガが載るジャンプは、少年時代にもったあのジャンプなのだ。
架空のマンガの単行本が、あの海賊のマークが入ったそれなのだ。
そもそも、マンガの絵が小道具とは思えないほど超本気なのだ。
小松奈々と佐藤健の恋模様も短い中でしっかり描いていた。
小松奈々が声優として画面にうつるのだが、その画面もまさに声優がでるCMのそれなので、
一瞬も興醒めすることない。
■テーマ
テーマが一番の見どころと言ってもいい。
「友情、努力、勝利」が少年ジャンプのコンセプトだ。
では、読者からのアンケートで作品の順位をつけて、順位が低い作品を打ち切りにするという
マンガつくりの現場でも「友情、努力、勝利」は成立するのか?
それが本作のテーマだ。
佐藤健と神木君の友情と彼らの努力、そして彼らの必死さに周りを巻き込み勝利へと
向かっていく様は、実にアツい。
絶望なまでに弱肉強食の様子を描いき、テーマが通用するとは到底思えない状況をみせて、
そのうえでそのテーマの正しさを問うから実にリアリティーがある。
■ターゲット
全てのジャンプ読者に勧める。
一度でもジャンプに夢中になった、男女全てにみて欲しい。
また、モテキの大根監督作品なので、彼特有のBGMの使い方が好きな人も裏切られない。
■公私混同な感想
(以下、ネタバレを含む)
いや、マジで傑作ですわ。
佐藤健がぶっ倒れて、個性派で実力はな役者人が駆けつける時の、
友情、努力、勝利 にリーチがかかった時のテンションったらないよ。
また、ゲーム運営をするブログ管理人も毎日、ランキングを付けられているので共感した。
ランキングが下がる=売り上げが下がる ことだから、打ち切り=サービスの中止に
繋がるという点で重なり、アツくなった。
そして、小松奈々がマジで天使だった。
彼女は、映画「渇き。」やドラマ「she」等でも、いい演技をしてるなと思ったが、
マジで佐藤健の描くマンガのヒロインそのものだった。
彼女をとるために、各種照明をうまくつかい、かいわさ増し増しにする演出などもよかった。
佐藤健に「私は先に行く」というシーンで、彼女がレースのカーテンに隠れていくシーンなんて、
こだわりの塊だった。
印象に残る、「王道じゃない俺たちは、邪道で勝負する」という神木君のセリフは、
おそらく、 そんな独特な演出をする大根監督も大いに共感するところだったんじゃないだろうか。
だから、思いっきり邪道に彼にしかできない演出をみせてくれたのだと思う。
ああ、やっぱり大根監督作品とは、波長があう。
マンガ原作史上 No.1だ
(偏見を多く含む。)